【女から金取る気?】夢見ごこちな食事会、1人2万円の食事代を請求されたアラサー女子たちの悲劇

「それじゃあ男性はひとり4万円、女性は2万円ずつでお願いします。」
奢りを期待していた女の財布の中身

研二の言葉に耳を疑った。
―えっ、2万円???!!
美咲はそもそも、1万円しか持ち合わせていない。自分の財布を開いて愕然とする。
―昨日あんなに伊勢丹で散財するんじゃなかった…。
咄嗟に、助けを求めるように真千子へ視線を送り、恥を忍んで小声で尋ねた。

「…真千子、お金貸してもらえない?」
「ごめん、私も2万ぎりぎりなのよ。」
「ええっ…」
2人の会話は当然、目の前の男性陣に筒抜けだ。研二の視線が冷たく突き刺さる。
「そしたら、美咲ちゃん、クレジットカード切ったらいいんじゃない?」
やれやれといった様子で研二は店員に合図を送り、美咲には皆から集めた札束を差し出した。
こうして美咲は合計額12万円をカード決済し、3人分の現金10万円を持ち帰ることとなった。
高額な会費を請求された女たちの愚痴は止まらない

「今日は楽しかったです。ごちそうさまでした。」

2軒目行く?と言いかけた鈴木先生の言葉を遮って礼を述べると、美咲と真千子は逃げるようにその場を離れ、タクシーに乗り込んだ。

「…真千子、飲みなおそう。」

「そうね…あ、だめだわ、私もう現金ないんだった。」

「大丈夫、さっきの10万円がある。」
「研二さん、私にご馳走する価値がないって判断したのかなあ…。」
美咲はぼんやりと、ワインのエチケットが美しく保存されたシートを見つめて呟いた。
「あんなに医者だのハワイの別荘だの自慢話聞かされて、しまいにはワインの資格持ってる女は生意気って男尊女卑発言。
それで2万も徴収されるくらいなら、いっそ居酒屋でワリカンの方がマシ。ううん、家で海外ドラマ見てる方がマシだったわよ!」
真千子の勢いは止まらない。そして2人はひとつの結論にたどり着いた。
そもそも、なにもかも価値観が違うのだ。

このチャンス、逃してしまって大丈夫?30歳の迷い
美咲はそう簡単に気持ちを切り替えることができない。
“ルックスも良くて、お医者さん”という最高の条件を備えた男性。30を過ぎた自分にとっては、神様からのプレゼントではないかとさえ思える。
―このチャンス、そう簡単に逃してしまっていいのかしら……。
そんな迷いが、ぐるぐると胸に渦巻いていた。
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