JR常磐線、仙台と浪江町が6年ぶりにつながる 平成31年度には全線開通、仙台~東京がつながる

JR常磐線一部再開 仙台へ次は東京へ 浪江町住民、笑顔で出迎え

東京電力福島第1原発事故で不通となっていたJR常磐線の列車が1日、6年ぶりに浪江駅に姿を現した。
待ち望んだ住民らは笑顔で出迎え、列車の到着を喜んだ。再び鉄路で仙台圏と結ばれた浪江町。住民からは
早くも東京方面とつながる日に向けて、期待感が高まっている。

午前10時12分、浪江町の馬場有(たもつ)町長らを乗せた列車が浪江駅のホームに到着。沿線では住民らが
「お帰りなさい」と書かれた横断幕を掲げた。待合所では乗客らに同町で栽培した切り花と紅白餅も配られた。

運転再開式には町やJR東日本の関係者らが出席。JR東の深沢祐二副社長は「3年後、残りの区間をしっかりと
つなげられるよう取り組んでいく」とあいさつした。

浪江町は3月31日に避難指示が解除されたが、再開した事業所は少なく、町内には地震で崩れたままの建物も
残っている。帰還した住民も少なく、生活に必要な環境が整うかが、住民帰還の鍵となる。電車の再開はその第一歩だ。

常磐線は竜田-浪江間の27・7キロで運休が続いており、平成31年度末までの全線開通を目指している。
全線開通すれば、再び常磐線で東京方面へ行くことが可能になる。

この日が49回目の結婚記念日だった紺野忠雄さん(75)、芳子さん(71)夫妻は6年ぶりに同町から仙台に
行くため、始発列車に乗り込んだ。

忠雄さんは「浪江で結婚式を挙げた後、蒸気機関車に乗って岩沼駅宮城県岩沼市)で乗り換え、飯坂温泉
行ったのが楽しい思い出」と話し、芳子さんも「電車を見ると昔を思い出します。浪江からまた東京に行けるように
なるのが楽しみですね」と全線開通の日を楽しみにしていた。

http://www.sankei.com/region/news/170402/rgn1704020044-n1.html