東芝の株主総会が多荒れ「サンドイッチぐらい出せよ!」怒号飛び交う

1兆円を超える巨額の赤字を計上する見通しとなった東芝株主総会。怒りと不満の声が飛び交う大荒れのひと幕もあった。
30日午前10時、東芝の臨時株主総会は謝罪から始まった。
東芝・網川 智社長は「株主の皆様には、ご迷惑ばかりおかけし、誠に申し訳なく思っております。心からおわびを申し上げます」と述べた。
冒頭で、頭を下げた綱川社長ら経営陣。
しかし、質疑応答の場面では、株主から怒りの声が上がった。
株主からは、「名門の東芝が破綻しているんですよ、破綻。その原因は何なのかについて、株主にちゃんと説明しなきゃならないでしょ」、「動議だよ、動議。おかしいだろ、何で無視するんだよ」などといった声が上がった。
東芝は2009年3月期にリーマン・ショックの影響で、およそ4,000億円の赤字に転落。
その後、黒字に転じたが、不正会計問題が発覚し再び赤字となり、今回、日本の製造業では過去最悪の1兆100億円の赤字となる見通し。
経営再建のため、東芝はこれまでに白物家電や医療機器の事業を売却し、海外の原発事業からの撤退も決定。
さらに、債務超過を解消するために稼ぎ頭の半導体事業を分社化し、その株を売却するための手続きを進めている。
株主からは「今後、メモリ事業が分社化されることで、競争力が鈍化すると考えております」、「経営再建の姿が見えない。真剣さが伝わってこない」、「昼飯時になっても弁当1つ出ない。サンドイッチぐらい持ってこいよ。そういう目線を持って初めて、大きな問題を解決できるんだ」などといった声が上がった。
そして、総会のスタートからおよそ3時間半が経過し、ようやく半導体事業の分社化が承認された。
東芝の株主は、「本当に再建するのか聞きたかった。ちょっと可能性はないね」、「正直に答えてくれないと、株主は納得しない」などと話した。
東芝・網川社長は「信頼回復に向かって、まい進するので、引き続きご支援を賜りますよう心からお願い申し上げます」と述べた。
稼ぎ頭の半導体事業を手放す東芝
名門再建への道のりは、依然厳しい見通し。
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