外資ファンドが東芝の株式8%を取得 筆頭株主に躍り出る

外資ファンド 東芝の株式8%余を取得

経営再建中の大手電機メーカー、東芝の株式をシンガポール投資ファンドが8%余りまで取得したことが
わかり、筆頭株主になったものと見られます。

シンガポールに拠点を置く投資ファンドエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが、23日付けで関東財務局に
提出した大量保有報告書によりますと、東芝の発行済み株式の8.14%を取得したということです。株式を
取得した目的は「純投資」としていて、東芝筆頭株主になったものと見られます。

エフィッシモは2006年にシンガポールに設立された投資ファンドで、代表者はかつて「もの言う株主」として
話題を呼んだ旧・村上ファンドに所属していたことがあります。海外の年金基金などから資金を預かり、主に
日本企業を対象に投資活動を行っていて、大手海運会社の川崎汽船や大手家電量販店のヤマダ電機などの
株式を大量に保有しています。過去には株主提案や訴訟などを通じて企業に対して経営改革を求めるなど、
いわゆる「もの言う株主」としての姿勢も見せていて、今後、東芝の経営再建策に対してどのような対応を
とるのか注目されます。

投資ファンドが大量に株式を取得したことについて東芝は、「大量保有報告書の提出は確認しているが、
コメントは差し控えたい」としています。

エフィッシモ「経営改革や人事について要望せず」

東芝の株式を大量に取得した狙いについてエフィッシモ・キャピタル・マネージメントは、「投資目的は『純投資』であり、
東芝の事業構造などを勘案すると中長期的な企業価値の向上とそれに伴う株価の値上がり益や配当の享受を
期待できるものと考えている。東芝に対して、経営改革の方法や役員人事について要望していることはない」と
説明しています。

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20170323/k10010922231000.html